日光市国際交流協会企画・広報部会、生活・ボランティア部会、
宇都宮大学・地域連携プロジェクト支援事業 合同事業
世界遺産 NIKKO+1 -通過型から滞在型へ-
毎年好評をいただいている国際理解講演会。
今年は宇都宮大学・地域連携プロジェクトと連携し、例年とは一味違う参加型国際理解イベントを企画しました。
10月から11月にかけ全4回の日程で開催し、参加者数は宇都宮大学の学生・留学生延べ99名、国際交流協会の会員さんは述べ16名でした!
途中日程の変更等がありましたが、大まかな日程・行先は…
第一回:10月20日(火) 奥日光エリア
第二回:10月29日(木) 湯西川エリア
第三回:11月17日(火) 東照宮・川俣エリア
第四回:11月28日(土) 足尾エリア
以上の日程で、宇都宮大学学生・留学生と当協会の会員さんが一緒になり市内各エリアをフィールドワークし、お互いに新しい目線で日光を発見することを目的とした企画でした。
行先での行動は、基本グループ行動。宇都宮大学の学生グループに会員さんが一緒になり行動する、という形でした。
東照宮や足尾銅山では会員さんが学生や留学生に自分の知識を生かした案内をしたり、同じグループの留学生にニックネームで呼ばれたりするほっこりとした姿も見られました。
また、会員さんと学生さんの間では将来の夢や、なぜ日本に留学したのか、各国の兵役の違いや日光の歴史についてなど、多岐にわたる分野での会話が交わされていました。なぜ留学先に日本を選んだのかという質問に、「日本は経済力があるので日本で知識を積んで、帰って母国に貢献したい」と中国人留学生が答えていた姿はとても印象的でした。
そして毎回、各自昼食は行先でお店を探します。大体は同じグループになった会員さんのお勧めのお店に行っていたようです。
下の写真(左)は、中国人留学生が湯西川でけんちん蕎麦を初体験している様子。食事中、麺にまつわる話で中国でポピュラーな辛いラーメンについて教えてもらいました。
大笹牧場に立ち寄った際、濃霧・冬空の中、学生達がソフトクリームを買うのに行列を作っている姿には驚きました(写真右下)!
会員さんと留学生が東照宮の三猿の前で”セルフィー”(自撮)を楽しむ姿も見られました。(写真左下)
またプログラム中、気づいたことや素敵な風景の写真などを学生らがSNSにリアルタイムで投稿していました。一味違う日光の見方を発信できる方法・日光を知らない人との交流の仕方だなあと、同行した事務局にとっても新しい発見がありました。
参加された会員さんからは、「参加した宇大の留学生たちが、日光(日本)の紅葉や雲海を見、感嘆の声をあげていたこと(地元にいると日常過ぎて見逃していることが新鮮に思える)」に感心したとの声や、「日本や日光市に興味を持った外国人の方から質問を受ける度に自分の勉強不足を痛感します。外国人に日本や日光の文化や歴史を伝えるとともに自分のスキルアップにもつなげたいので、今後とも機会があれば参加したいと思います」などの感想が聞かれました。
新しいかたちの参加型「国際理解講演会」、そして初の試みということで、企画・運営側としても至らない点、また改善すべきところが多数あったかと思われます。ですが、みなさまのおかげで素晴らしい事業になりました。この場をお借りして、参加された会員さま、宇都宮大学のみなさま、各施設スタッフの方々に御礼申し上げます。ありがとうございました!
2月中旬には、こちらの世界遺産NIKKO+1事業の「まとめシンポジウム」を日光市内で行う予定です。
後日、詳細が決まり次第会員のみなさまにご案内を差し上げますので、お誘いあわせの上、ぜひお越しください!(留学生の日光に対する生の声を聞くチャンスです!)
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リンク:
宇都宮大学の世界遺産NIKKO+1フェイスブックページ
「Nico Nico Nikko 日光」(学生・留学生のリアルタイム投稿が見られます)
https://www.facebook.com/Nico-Nico-Nikko-%E6%97%A5%E5%85%89-541173016047246/